
こんにちは、円です。
HPに来ていただいてありがとうございます。
体に良い菌ということで、納豆菌からはじまり、乳酸菌もご紹介しました。
また、違う記事で、赤ちゃんの腸に、最初にビフィズス菌がふえることを紹介しました。
で、ふと思いました。
あれ、ビフィズス菌と乳酸菌って違うもの? 種類が違うだけの親戚?
ヨーグルトに入っているのどっち?
乳酸菌とビフィズス菌って、よく聞くのに、あまり知らない・・と気づきました。
調べてみたのでシェアしますね。
(内容)
1、ビフィズス菌と乳酸菌って違うもの?
2、ヨーグルトに入っているのどっち?
1、ビフィズス菌と乳酸菌って違うもの?
両方とも善玉菌です。
だけど、まったく違う種類の菌でした。
形違います。
乳酸菌は、球状・棒状。
ビフィズス菌は、不規則で分岐状、Y状、V状、棒状等。
写真引用:グリコ株式会社 HPより


住める環境が違います。
ビフィズス菌は、酸素が嫌い。人や動物の腸管にしかいません。
乳酸菌は、酸素がない方がいいけど、酸素があっても生きられます。
ですので、人や動物の腸管の他に、一部の発酵食品や土壌にもいます。
そうか!乳酸菌は、腸内にとって外来でもあったんですね。
ビフィズス菌は、在来種というわけだったんですね。
なので、人の腸内での、ビフィズス菌と乳酸菌の割合は、なんと99.9%がビフィズス菌で、0.1%が乳酸菌なんですよ。
腸内フローラのなかで、ビフィズス菌は 数の上で 主役の菌と言えるでしょう。
作ってくれる生成物が違います。
生成物ですが、乳酸菌は乳酸のみ。
ビフィズス菌は、乳酸と酢酸作れます。酢酸は、乳酸より強い酸なので、より殺菌力があります。
より強い殺菌作用で悪玉菌をやっつけてくれるのです。
最近の研究では、酢酸は炎症やアレルギーなどを抑える免疫細胞を増やす働きがあることも分ってきたそうですよ。
このような情報をのせると、まるでビフィズス菌が乳酸菌より優れた菌のように思われたかもしれません。
それは違います。それぞれが、重要な働きをしていて、人はその恩恵を受けているのです。
乳酸菌のおかげでおいしい乳酸発酵食品が食べられます。
また、乳酸菌は、体の中に入ると胃で胃酸、腸で胆汁などにより腸に達する前に死んでしまうことも、生きたまま腸に到達することもあります。
ここで重要なことは、乳酸菌は生きたままでも、死んでも体に良い効果を示すということです。
生きた乳酸菌はもちろん、乳酸菌の酵素や菌体成分、あるいは、乳酸菌の発酵によって作られる数多くの生成物もヒトに有用な働きをするのです。
並べて比べることが間違っていたんですね。
さてさて、次の疑問です。
2、ヨーグルトに入っているのどっち?
漠然と、「ヨーグルトって乳酸菌が入っている」と思っていました。
そうです、乳酸菌の乳酸発酵作用が、ヨーグルトを作ってくれているので、乳酸菌が入っています。
だけど、「ビフィズス菌入りヨーグルト」をスーパで見ませんか?
私は、これで混乱してしまいました。
ビフィズス菌という名の乳酸菌が製造に使われたのかな~なんて思ってしまいました(汗)。
実は、ヨーグルトメーカさんが、腸内に良いということで、ヨーグルトにビフィズス菌を故意に添加してくれているものなんです。
アロエヨーグルトのアロエと同じ感覚です。
が、この添加は「アロエ」ほど簡単ではないのです。
ビフィズス菌は、酸素に弱いので、ヨーグルトでの増殖ができません。
腸内でしか生きられないビフィズス菌を、生きたままヨーグルトに存在させることは困難なのです。
ここに各企業さんのノウハウ技術が使われているわけなんですね。
乳酸菌たっぷりのヨーグルトは、整腸作用があります。
乳酸菌たっぷりのヨーグルトに、ビフィズス菌が入っているものは、さらに整腸作用に長けているというわけです。
スーパに行けば、おいしくて、体に良いものが色々手に入りますよね。
ぜひ、食生活に取り入れていってくださいね。
円