
こんにちは! 管理人の円です。
さて、「絶対 健康・美容にいい!」と私が思っているのが、納豆菌、乳酸菌、麹菌です。
納豆菌は、力強く たくましいお父さん。
乳酸菌は、色白で 美しいけど、しっかりもののお母さん。
麹菌は、思春期で、お父さんには寄ってこない、かわいい娘さん。
なんて、思っています。持論です(笑)。
人は、これらの菌を利用して、恩恵をいただいています。
これまで、納豆菌の特性や効用(No.1)、農業工業利用(No.2)そして天敵(No.3)について説明してきました。
調べている中で、納豆菌は、乳酸菌の働きを高めるということが分かったので、情報をシェアしますね。
今回は、乳酸菌を助ける納豆菌の話です。
目次
1、死滅しやすい乳酸菌
2、乳酸菌を助ける納豆菌
3、腸に良い乳酸菌+納豆菌の食べ方
1、死滅しやすい乳酸菌
腸内フローラ改善に欠かせない乳酸菌。
胃や大腸で、わんさか分裂し、たくましく働いているイメージがあります。
だけど、乳酸菌の寿命は3日~1週間と短く、「胃酸」や「胆汁」に弱いのです。
乳酸菌は、もともと人間の体に存在する菌ではなく外来種なのです。
人体としては、外来種を受け入れないという反応が起きてしまいます。
胃では、胃酸が出ていますよね。乳酸菌って、強い酸でほとんど死滅してしまいます。
運よく胃を通り過ぎたとしても、次の小腸では抗菌ペプチドが盛んに分泌されています。
続いて、胆汁やラクトフェリン、マクロファージなども腸管粘液の中に多く分泌され、生きている菌を捕まえて死滅させます。
これは生命反応としては当たり前の反応で、外敵から身を守る作用が働くのです。
乳酸菌は、この過酷な環境下の中で役割を果たそうと頑張っているのです。
2、乳酸菌を助ける納豆菌
さあ、ここで乳酸菌を助ける納豆菌の登場です。
残念ながら、納豆菌はやさしい王子ではありません。
乳酸菌を胃酸や腸管粘液から守ってくれるわけではありません。
納豆菌自身は、胃も腸も、す~い す~いとすり抜けます。だって最強なんだもん。
乳酸菌は、過酷な環境を自分ですり抜けるわけです。
そしてなんとか 命からがら 1%未満の生存率で腸にたどり着きます。
そこに、納豆菌王子がい~っぱい待っているのです。
納豆菌王子は、腸内で悪玉菌をやっつけています。
腸内細菌の毒となる活性酸素を分解して、栄養分を生産してくれます。
それはそれは乳酸菌が住みやすい環境にしてくれているわけです。
いえいえ、乳酸菌にとってだけではなく、善玉菌に共通していえることなんです。
つまり、納豆菌は、「現地集合型 みんなに優しい王子様」というわけなのです。
実際に、納豆菌が存在すると、乳酸菌は10倍増殖力が上がる実験結果があります。
X10乗ということですから、仲間をなくした乳酸菌は、現地で膨大に増殖できる、ということですね。
3、腸に良い乳酸菌+納豆菌の食べ方
上で述べたように、乳酸菌を1株でも多く腸に届けないと、納豆菌の恩恵は受けられません。
乳酸菌には、動物性乳酸菌と植物性乳酸菌があります。
動物性乳酸菌は、ヨーグルト、バター、発酵バターに含まれます。植物性乳酸菌のヨーグルトもあるので、購入時にでも確認して下さね。
植物性乳酸菌は、キムチ、みそ・醤油などの発酵調味料、ぬか漬け、ザーサイ等に含まれます。
残念ながら動物性乳酸菌は、胃酸でほぼ100%死滅します。
植物性乳酸菌が、やっとこさ1%の確率で、胃を抜けられるのです。
なので、整腸を意識する場合は、植物性乳酸菌を摂取しましょう。
また、調理方法にも 気を付けてください。
乳酸菌は、50~60’Cだと数分で死滅します。100’Cだと数秒で死滅します。
私も、ほぼ毎日味噌汁を飲んでいるのですが、加熱しちゃっているので、乳酸菌は死んでいます。
なるべく、そのまま食べることをおすすめします。
「キムチ納豆」、「キムチザーサイ」などは、お酒のおつまみに良いでしょう。
また、スーパに行けば、植物性乳酸飲料トが多数販売されていますし、サプリメントも売っています。
とくに、これら加工品は、「腸まで届く」を意識した商品も多いので、より効果的ですよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
円
[…] 体に良い菌ということで、納豆菌からはじまり、乳酸菌もご紹介しました。 […]