
こんにちは。
昔 よく言われませんでした?
「暴力的なビデオゲームを子供にさせると、子供も暴力的になるんだって。」
「犯罪者って、子供のころ攻撃的なゲームばっかりしてたんだって。」
・・・・・等々
言われたこと、言ったこと、聞いたことありませんか?
うちの子供も、勝手に「フォートナイト」をダウンロード。
夜な夜な、友達とオンラインで、
「そいつ殺せ!」
「撃て撃て!」
「先に死ぬ。」
など、恐ろしい言葉を発しています (;^_^A。
ゲーム環境を取り上げてしまえば、このような恐ろしい言葉も発しなくなるのでしょうが、 「うちの子だけゲームを取り上げて、学校で話があわないんじゃないか・・・」と思い、強硬手段が取れません。
今や、子供の方がインターネットやゲームに精通。
友達内で話題になったゲームを、勝手にダウンロード。
子供にとって、面白ければ、それが暴力的であることは問題ではありません。
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もう、親がコントロールできないような状況ではない。
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そもそも、
「暴力的なビデオゲームを子供にさせると、子供も暴力的になるんだって。」
は、本当なのでしょうか?
誰かが調べて、統計学的にそのような結果が得られているのでしょうか?
実は、暴力的なビデオゲーム体験と(大人になってからの)暴力的な行為は、
「関係ない」
という調査結果があるのです。
それを今日は紹介しますね。
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出典(発表された場所):Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking.
日本語だと、”サイバー心理学、行動および社会的ネットワーク”かな。
米国のべリガムヤング大学の研究者達の研究です。
2009年から開始。
暴力的なゲームにはまった子供 と おだやかなゲームにはまった子 と ゲーム自体めったにしない子供 の3つのグループに分類。
500人の(当時14歳以下)学生のゲーム嗜好や頻度、感情や行動調査 と 保護者のアンケートを10年間追跡したそうです。
その結果、暴力的な行為を行う人の割合は、この3つのグループで 変化はなかったのです。
チームは、暴力的なビデオゲーム体験と大人になってからの暴力的な行為は、
「関係ない」 と 結論を出しました。
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きっと、そんな1個の調査じゃわかんない~と思った方もいるのでは。
結構 色々な所で、このテーマは調査されています。
もう一つ紹介したいと思います。
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出典: The Royal society open science
“Violent video game engagement is not associated with adolescents’ aggressive behaviour: evidence from a registered report”
イギリスの研究発表です。
1000人の14歳、15歳の子供とその保護者への、聞き取り調査結果になります。
その結果でも、
チームは、暴力的なビデオゲーム体験と暴力的な行為 は、
「関係ない」 と 結論を出しました。
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が、調査チームとしては、やはり、「ゲームのしすぎは、ちょっとね・・・」と言っています。
暴力的行為に結びつかないとしても、実体験から得る刺激は 重要。
身体的に、眼精疲労や異常も耳にします。
また、ゲーム中毒になって、家にこもりっきりになるのも、あまり褒められたものではないですよね。
折角、生まれてきたのだから、SNSよし、ゲームよし、クラブ活動よし、勉強良し、ボランティア活動よし・・・・色々体験してほしいですよね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
円