
こんにちは。円です。
日常生活で、がんが少しでも回避できるなら・・との思いで、IARC発がんリスク分類の英語表を訳しています。
どの体の部分に、どんな要因が、がんを発症させる危険性を持つか?を示した表です。
今回で6か所目。今回を含めてあと2か所です。
難しい専門の言葉も出てきますが、がんばって見ていきましょう。
(IRCA発がん性リスト:2019年11月11日時点でのリストより)
No6 尿路、目、脳、神経 編
<< 腎臓 >>
(発がんリスクがある事物 )
喫煙
トリクロロエチレン(工業用洗浄剤。日本では、監視物質)
X線、ガンマ線
(おそらく発がん性がある事物)
ヒ素及び無機ヒ素化合物
カドミウム及びその化合物
パーブルオロオクタン酸(界面活性剤、撥水剤として使用)
塗装工程
溶接フューム(溶接時にでるガス)
<< 骨盤と尿管 >>
(発がんリスクがある事物 )
生薬アリストロキア酸(ウマノスズクサ属などの植物に含まれる)
フェナセチン(かつて鎮痛剤として使われていた.今は不使用)
喫煙
(おそらく発がん性がある事物)
アリストロキア酸
<< 膀胱 >>
(発がんリスクがある事物 )
アルミニウム成分
4-アミノビフェニル(染料用化学物質や分析用試薬として使用。また煙中からも検出)
ヒ素及び無機ヒ素化合物
オーラミン(染色や殺虫剤として使用。日本では1953年に使用禁止)
ベンジジン(化学物質の合成に使用。今は使われていない。)
クロルナファジン(多血症薬として開発、副作用のため 今は使用禁止)
シクロフォスファミド(抗がん剤)
マゼンタ(赤紫の顔料)
2-ナフチルアミン(コム製品の抗酸化剤として使用された。現在不使用)
塗装
ゴム製品業
ビルハルツ住血吸虫
トルエン(シンナーの一種)
喫煙
X線、ガンマ線
(おそらく発がん性がある事物)
4-クロロ-o-トルアジン(何に使用されているか?でした。)
コールタール溜め
ドライクリーニング
ディーゼルエンジン排気
美容院や理容院での暴露(使用する化学物質が多いからだと思います。)
2-メルカプトベンゾチアゾール(ゴム製品の添加剤)
ピオグリタゾン(経口血糖降下薬)
塗装工程
すす
テトラクロロエチレン(工業製品の洗浄やドライクリーニングで使用)
繊維工場
<< 目 >>
(発がんリスクがある事物 )
HIV1型
溶接で発生する紫外線
紫外線を使った日焼け装置
(おそらく発がん性がある事物)
太陽から放出される可視光線、赤外線、紫外線
<< 脳および中枢神経系 >>
(発がんリスクがある事物 )
X線、ガンマ線
(おそらく発がん性がある事物)
高周波、電磁波(ワイヤレス電話からのものも含む)
お疲れ様です。
今回も、よくわからない化学物質名出てきましたね~~。
これまでに多くのがんリスク要因が出てきました。
正直、まとめている私もわけがわからなくなってきました(汗)。
まずは、自分の生活で、接する機会があるものを、記憶に入れておいてはいかがでしょう?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「甲状腺と血液」です。
これが最後ですよ~。頑張って!
つづく。