
(IRCA発がん性リスト:2019年11月11日時点でのリストより)
No3 呼吸器 編
<< 鼻腔と副鼻腔 >>
(発がんリスクがある事物 )
イソプロピルアルコール製品
革粉
木紛
ニッケル化合物
ラジウム226 と その分解物
ラジウム228 と その分解物
喫煙
(おそらく発がん性がある事物)
大工仕事と建具仕事
繊維工場
六価クロム化合物
ホルムアルデヒド
<< 喉頭 >>
( 発がんリスクがある事物 )
強酸のミスト(塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、ホウ酸、フッ化水素酸)
アルコール飲料
アスベスト
喫煙
( おそらく発がん性がある事物)
ヒト乳頭腫ウイルス16型
ゴム製造工場
マスタードガス(化学兵器、肌がただれる)
たばこの煙・副流煙
<< 肺 >>
( 発がんリスクがある事物 )
二酸化ケイ素を熱して、他のケイ素化合物を製造するときのミストやダスト
アルミニウム製造
ヒ素及びヒ素化合物
アスベスト
べリウム及びべリウム化合物
クロロメチルエーテルおよびビスクロロメチルエーテル
カドミウムとその化合物
六価クロム化合物
家で石炭を使う行為
石炭のガス化
コールタールをためている場所
ディーゼルエンジンの排気
赤鉄鉱の地下採掘
鉄とスティールの製造
MOPP(化学物質で、医療用に合成されったぽいです。)
ニッケル化合物。
大気汚染下での外出
塗装作業
プルトニウム
ラドン222及びその分解物
ゴム製造工場
結晶性のシリコンダスト
すす
マスタードガス(化学兵器)
たばこの煙、副流煙
喫煙
溶接ガス
X線、ガンマ線
( おそらく発がん性がある事物)
強酸のミスト
ガラス工芸、ガラス容器の押し焼き工場
ベンゼン
バイオ燃料(特に木)を家で燃やして放出されるもの(すす等)
瀝青(もっとも重い石油のことで、例えばアスファルト)を仕事での瀝青または酸化瀝青の暴露
炭素電池工場
塩化トルエン+塩化ベンゾイルの暴露
コバルト金属+炭化タングステン
石炭クレオソート(コールタールを蒸留して得られる)
ダイアジノン(農業用殺虫剤)
繊維状の炭化シリコン
こげるような高温
ヒドラジン
職業として非ヒ素系殺虫剤を使用すること
印刷作業
DDTT(ダイオキシン類の中で、もっとも毒性が高いものの一つ)
難しい化学名がいっぱい出てきましたね。
一つ一つは説明いたしません。
気になる方は、google検索してみてくださいね。
普通の生活をしていて、大量の化学物質に触れる機会はないと思います。
それでも、家庭菜園とか掃除で、薬剤を使用することもあるでしょう。
IRCAの発がん性リストにのった場合、企業さんも使用自粛をされます。
ですが、念には念を入れてください。
安全だとしても、薬剤や粉物を扱う際は、マスク、手袋、保護メガネを着用してください。
そして、密室のような場所では使用せず、換気してくださいね。
また、職業上、上記の行為をしたり、化学物質を使うこともあるでしょう。
仕事だから仕方ないとは思わず、緊急には、適切な保護具を、過剰なくらいに着用ください。
そして、長い目で、代替えすることを、メーカと共に取り組んでくださいね。
会社が、自分を守ってくれるとは思わないでください。
よく訴訟になっているでしょ?
多くの会社は、責任を否認します。
自分の身は自分で守ってください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「骨, 皮膚, 中皮(胸腔・腹腔を覆う薄い膜), 内皮(血管やリンパ管を覆う膜)、軟組織(じん帯、アキレス、筋膜等)」です。
つづく。