田園住居地域は、農業と調和した低層住宅に係る良好な住居環境を保護するための地域です。
そのため、第2種低層住居専用地域と建設可能な建物が似ています。
静かな住宅地で、野菜を育てながら暮らす日々もあこがれます。

こんにちは。
13ある用途地域の住居系(8地域)の7地域について、建設可能な建物つまり開業可能な業種を説明してきました。
今回は、最後の田園住居地域です。
農業利便の増進を図り、これと調和した低層住宅に係る良好な住居環境を保護するための地域です。
家のそばで野菜を育てて、自慢の野菜を食卓に並べるのもよし、余った野菜を売るもよしです。
自宅併設の小さなレストランで、自家製野菜たっぷりのお食事を提供するのも素敵ですね。

では、この地域で、建設可能な建物及び開業可能な業種を見ていきましょう。
A:住宅、共同住宅、寄宿舎、下宿
(すべて2階建てまで)
B:神社、寺院、教会、派出所、公衆浴場、保健所、診療所
C:老人ホーム、身体障碍者福祉ホーム
D:幼稚園、小学校、中学校、高校、図書館
E:コンビニ
(これまではNGでした。ニーズを受け2019年より解禁)
F:公益上必要な施設
(床面積制限あり。例えば郵便施設は500m2以下)
G:住宅に付随する店舗、事務所等
(非住宅部分の床面積が、50m2以下且つ建築物延べ面積の2分の1未満、その他規定あり)
H:日用品販売店、食堂、喫茶店、理髪店及び建具等のサービス業用店舗のみ。
(店舗等で床面積150m2以下のもの、2階以下)
I:農産物直売所、農家レストラン等の店舗
(店舗等で床面積150m2を超え、500m2以下のもの、2階以下)
J:農産物及び農業資材を貯蔵するための自家用倉庫
K:農産物を生産、出荷、処理及び貯蔵する環境悪化等の危険性が非常に少ない工場
です。
自分のやりたいこと と 用途地域がちゃんと合っているかを確認して、夢へと進んでください。
ご検討をお祈りします。
円