
こんにちは。
最近の記事で、SDGsにそった活動について書かせて頂いています。
前回 SDGs「目標7/エネルギーをクリーンに」に対して、世界や日本の状況をまとめました。
・・・・・・
他の先進国と比べると日本の再生エネルギー化は、見劣りします。
2017年のデータで 優等生のカナダ 65.7 %に比較すると、 日本はまだ16%しか、再生エネルギーに切り替えられていません。
かといって、カナダ以外、 他の先進国だって、圧倒的に日本より進んでいるわけではありません。
なぜでしょう?
みんなが、地球環境のために、再生エネルギー化を進めたいと思っている。
方向性はあっているのに・・・なぜ、進まない??
本日は、再生エネルギー導入のハードルをを説明しますね。
内容
1、再生エネルギーって?
2、再生エネルギー導入のハードル
1、再生エネルギーって?

そもそも再生エネルギーの定義は、ご存じですか?
再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのこと。
その大きな特徴は、
「枯渇しない」
「どこにでも存在する」
「二酸化炭素を排出しない(増加させない)」
の3点。
石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違います。
再生エネルギーの具体的な種類って法令(施行令第4条)で決まっています。
(1)太陽光
(2)風力
(3)水力
(4)地熱
(5)太陽熱
(6)大気中の熱その他の自然界に存在する熱
(7)バイオマス(動植物に由来する有機物)
の7種類です。
2、再生エネルギー導入のハードル
主要なハードルは、3つです。
ハードル1:発電効率が悪いので、設備がどうしても大きくなってしまう

例えば、太陽光発電 と LNG火力発電をくらべると、従来の火力発電のほうが単位面積あたりでは約2,600倍以上発電できるんです。
政策で、太陽光発電電力を高値で購入する政策が2012年に取られました。
(2012年 当初の買取価格は、40円/kWh でしたが、2020年には20円ほどになっています。)
そのため、広大な敷地に、多くのソーラ畑が作られました。
山の斜面に設置された大量のソーラパネル見たことありませんか?
そもそも、太陽光発電は 発電効率が低いので、広大な土地が必要になるんです。
これはこれで、自然破壊ではないか?という論争もあります。
ハードル2:天候など自然状況に左右され不安定であり、需要に合わせて発電できない。
再生エネルギーは、自然の恵みを頂いていますから、仕方ないことです。
現在でも、電力会社は、再生エネルギーと化石エネルギーを組み合わせて、供給を調整しています。
再生エネルギーを増やして、化石エネルギーを減らすということは、電力供給の調整力を減らすことになります。
ここにも、再生エネルギーだけを増やせない理由があります。
課題3.発電コストが比較的割高になります

現在 主に使用しているLNG 13.7 円/kWh と比較すると、風力 21.6 円/kWh、太陽電池(メガ)で 24.2 円/kWh.
このコストは、もちろん電気料金にのってきます。
電気料金 安い方がいい ですよね?
使う側の反発が予想されます。
・・・・・
もうあれもダメ、これもダメって、どうすんのよ~って感じですよね。
だから「原子力発電」が必要だと考える人たちが多いのです。
原子力は、再生エネルギーのようなハードルがない。
安全が確保できるなら、優秀な発電方法なんです。
だけど暴走したときの有害性や汚染への怖さは、半端ありません。
日本も、ロシアも、アメリカも、いくつかの国はその怖さを体験しました。
人類は何を取るのか?
私もどうしたらいいのかわかりません。
寒いのも暑いのも苦手なので、電気使いたいです。
エレベータも、エスカレータも使いたいです。
電気料金安い方がいいです。
私は わがままです。
再生エネルギーの使い勝手が、もっともっと上がってくれたら、いいのにな~と深く深く願います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
円