
こんにちは。円です。
さて、何回かにわけて「確定申告したらお得になる人」をお知らせしています。
ドラッグストアでいっぱいの医薬品(認定されたもの)を買った人
投資信託をして損益が出た人
です。
本日は、仮想通貨損益の確定申告についてです。
仮想通貨と株・FX等の金融商品の税法上の扱いって違うんです。
似ていると思っていたので、驚きです。
実は 仮想通貨の利益は、「雑所得」。
ですから、ネットオークションやアフェリエイト収入と近いのです。
そのあたり説明しますね。
目次
1、仮想通貨の利益 と 株・投資信託・FXの利益 の税法上の違い
2、確定申告の必要なケース・お得な点
3、仮想通貨の損失について
1、仮想通貨の利益 と 株・投資信託・FXの利益 の税法上の違い
これまで、説明してきました株・投資信託・FXは、利益(20万円以上)をだした場合、一律約20%の税金を納めます。
確定申告時に、例えば「株で100万円儲けたから、20万円税金納めるね。私のゆうちょ口座から20万円引いていいよ。」という書類を出すわけです。
そこに、他の所得との関係はないのです。独立しています。
年収500万円の人 も 無職の人も、100万円儲けたら、平等に約20万円を納税するのです。
仮想通貨違います・・。

仮想通貨の利益とは?
「雑所得」です。
その中の「総合課税」というカテゴリーに入ります。
これって、給与所得などと合算されて、累進税率で 納税額を計算されるのです。
「仮想通貨で100万円儲けた!」とします。
年収500万円の人は、500万円+100万円=600万円に課税されます。
無職の人は、100万円に課税されるのです。
累進課税って、給料高い方が、税率あがりましたよね。
高所得者の方が、税金負担が大きくなるのです。
知らないとショックかも。
正直 高所得者は、元々税金納めているので、増えても、あまり感じないかも・・・
むしろ、普通のサラリーマン年収500万円の人が、仮想通貨で300万円もうけた!と喜んでいると、税率アップで、びっくり!というケースが出てくると思います。
2、確定申告が必要なケース・お得な点
確定申告が必要なケースは以下です。
① 他の「雑所得」、例えばオークションやフリマ収入と合算で20万円超になった場合
② 医療費控除などを受ける時は、合算20万円以下でも、申告必要です。
③ 経費を差し引きたい場合
です。
仮想通貨の確定申告の利点はなんでしょう。
副業(雑所得)と同じで「経費 差し引ける」です。
確定申告する場合の(せめてもの)利点でしたよね。
仮想通貨の経費って、セミナーとか、パソコン費用とか、ネット費用ですかね?
常識の範囲内で、どんどん利用してください。

3、仮想通貨の損失 について
ここしばらく、株やFX等の金融商品の確定申告を説明してきて「損失は、最長3年間繰り越しできる」=「せめてものお得」と言ってきました。
仮想通貨はどうでしょう?
「翌年以降の繰り越しできません。」
雑所得だからです。
ただ、雑所得どうしでの、損益通算はできます。
仮想通貨同士、民泊、オークション、アフェリエイト等です。
雑所得同士で、助け合ってください。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
仮想通貨は、比較的新しい金融商品ですから、議論もすすんで 法もどんどん変わるかもしれません。
法改正には、留意しないとなりません。
円