株の場合、「特定口座(源泉徴収あり)」で運用していると、損益通算から納税まで、金融機関がやってくれます。
これはこれでとても楽。
では、どんな時、自分で確定申告したほうがいいのでしょうか?

こんにちは。円です。
さて、前回までに、「確定申告したらお得にななる人」をお知らせしています。
ドラッグストアでいっぱいの医薬品(認定されたもの)を買った人
です。
本日は、株式の損益の確定申告についてです。
冒頭で、書いたように、「特定口座(源泉徴収あり)」で運用していると、利益と収益の損益通算から納税まで、金融機関がやってくれます。
だったら、任せた方が楽ですよね。
ところが場合によって、自分で確定申告したら、お得になることもあります。
お任せか、自分でか・・を考えるために、一緒に勉強しましょう。
自分で確定申告するとお得になることは、
1つ目は、雑所得もしくは事業所得として申請すれば、経費が差し引けること
2つ目は、損失が出た場合の、繰り越し制度
3つ目は、異なる金融機関の口座間で損益通算できること
です。
先のFXの確定申告の利と ほぼ同じ感じです。
が少し条件がでてくるので、そのあたりをシェアしますね。
目次
1、運用は「一般口座」か「特定口座(源泉徴収なし)」か?
2、1つ目のお得:雑所得もしくは事業所得として、経費差引
3、2つ目のお得:損失の控除繰越し
4、3つ目のお得:異なる金融機関の口座間で損益通算
1、運用は「一般口座」か「特定口座(源泉徴収なし)」か?
「特定口座(源泉徴収あり)」=>納税は、金融機関にお任せ
「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」=>自分で確定申告
です。これから述べる お得感を味わうためには、是非 後者に設定しましょう。
私の場合、ネット証券でやっています。
ですので、購入の際に、どのような口座で取引するか、チェックをいれます。
窓口の経験がないのですが、担当者に言っておけばいいのだと思います。
2、1つ目のお得:雑所得もしくは事業所得として、経費差引

実は、株式の売買の収益って、基本「譲渡所得」と呼ばれるものなんです。
考え方としては、誰かが売却したその金額で購入するから、それは譲渡だ・・・ということなんです。
ふ~ん、って感じなので、そこはほっておいて、問題は「譲渡所得」の場合、経費の差引ができない!ということなんです。
が、この辺り、皆さんこんな認識らしいです。
株を長期間保有して売却した場合 「譲渡所得」
株を短期間のみ保有して売却した場合 「雑所得」または「事業所得」
で、「雑所得」か「事業所得」だと、経費の差引が可能です。
では、長期間と短期間は、どこで決まるのってところですが、だいたい1年くらいだそうです。
配当目的やその企業のファンだから、株を買われる方は、長期保有ですよね。
そういった方は、経費の申告できないので、差引をあきらめてください。
FXのように株の上下で、売買やっている方は、その経費計上できますよ~。
3、2つ目のお得:損失の控除繰越し
FXと同じです。
損失を確定申告することで、、その損失を翌年以降、最長3年間繰り越しできます。
マイナスが出たところで、しかたなく売却した方は、ぜひこの制度使ってください。

4、3つ目のお得:異なる金融機関の口座間で損益通算
「A証券で、-100万円、 B証券で +50万円」
そんなことよくありますよね。
これって、トータル -50万円損しているのに、絶対税金払いたくないですよね。
「特定口座(源泉徴収あり)」にしておくと、B証券が 自動で税金を支払ってしまいます。
これを阻止するためにも、異なる金融機関で口座をお持ちの方は、「特定口座(源泉徴収なし)」か「一般口座」で取引してくださいね。
そのうえで、金融機関から発行される「年間取引報告書」を基に確定申告しましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
また、確定申告お得情報をシェアしたいと思います。
円